What "Hard" Cider is
『ハードサイダー』とは、りんごを原料に作られる発泡酒のこと。
英語圏(おもにアメリカ)では「りんごジュース」のことを"Cider"といい、アルコールを含む「りんご酒」を"Hard Cider"といって区別した。最近では(イギリスでは元々そうだったようだが)、"Hard"をつけない"Cider"だけでも「りんご酒」を指すようになってきている。
また、同じくりんごから作る「シードル(仏語)」は、りんごだけを原材料にして作られるが、ハードサイダーはりんご100%のものもあれば、他の果物やホップなどの副原料とともに醸造され、さまざまな味わいを生み出すことができる。
特にアメリカで、スパイスなどの様々な副原料とともにクラフトビールのように醸造されたりんご酒がハードサイダーと呼ばれ、カルチャーとなり広がりを見せている。
Apples for Cider
ワインに対するぶどうがそうであるように、ハードサイダーを作るのに適したりんごと、そのまま食用にするりんごは品種が異なる。
私達は、ハードサイダーをつくるために、ブラムリー/グラニースミス/マッキントッシュ/ドルゴクラブといったいずれも日本ではあまり生産されていない醸造用品種を、北杜市内の自社畑で育成しています。
Craft brewing
ハードサイダーを作る流れは、りんごの収穫から始まり、洗浄・選果したものをクラッシュしてプレス、まずりんごジュースができる。
ここでラッキング(一晩置き、上澄みだけを使う)、タンクで一次発酵させることで、りんごの糖分がアルコールになる。
瓶詰めしたものを更に瓶内二次発酵させたあと、加熱処理により発酵を止め、ハードサイダーが出来上がる。